個人で年商10億も稼ぐ金川顕教さんの著書「これで金持ちになれなければ、一生貧乏でいるしかない。」を読了しました。
本書の中でも特に取り入れやすいと感じた、お金持ちの仕事の動機づけについて紹介したいと思います。
記事タイトルの通り、お金持ちは「やりたいことリスト」じゃなくて「やりたくないことリスト」を作っているそうですよ。
やりたいことリストなんて浮かばない。
やりたいことリストを作っても仕事のモチベーション維持にならない。
という方は必見です。
個人で年商10億も稼ぐ金川顕教さんから学んだ、お金持ちの仕事の動機づけ
仕事をするうえで誰しもが目的や動機があるはずです。
生活をするためのお金を稼ぎたい、世の中の役に立ちたい…、など。
金川さん曰く、この動機に関して、金持ちとそうでない人には共通点があるというのです。
3つで分類すると以下になるとのこと。
動機の共通点
- 貧乏な人→目標や夢がない
- 普通の人→やりたいことリストがある
- お金持ち→やりたくないことリストがある
これを見て、貧乏な人に関しては納得できます。
しかし、馴染みの深い「やりたいことリスト」がお金持ち思考ではなく、なんと普通の人思考だったというのは衝撃ですね。
「やりたいことリスト」が普通の人の思考になる理由も紹介されています。
それは、「やりたいことをするためにお金も時間もつかってしまうから」だそうです。
仕事+やりたいことのために時間を使って忙しくなってしまう。
そしてやりたいことのためにお金を使ってやりくりが難しくなってしまう。
結果、お金持ちになれず普通の人どまりになってしまう、とのことでした。
逆にお金持ちの「やりたくないことリスト」は、無駄な物や無駄な時間を排除していく考え方になります。
例えば…
- 通勤したくないから立地の良い家に引っ越す
- 家事の負担を最小限にするために、便利な家電を買う
- 大量の本をどこでも手軽に読むためにiPadを買う
- 料理をしたくないから食事代行サービスを利用する
お金持ちは時間を増やしたり、本棚を減らしたり、持ち物を減らしたりといった、ゆとりのためにお金を使っているんですね。
やりたくないことを減らしてゆとりを得ることが仕事の動機付けになっているのです。
自分のやりたいことに費やす時間を増やすこともできる「やりたくないことリスト」は作る価値がありそうです。
ちなみに、金川さんの本書では「やりたいことは少なくていい」といった考えも記載されていました。
お金持ちが作っているという「やりたくないことリスト」を作ってみた!
ということで、金川顕教さんからの著書から学んだお金持ちの仕事の動機「やりたくないことリスト」を実際に作ってみたいと思います。
現時点ではどうにも出来そうなものも含めて正直に書いてみました。
- 洗濯物全般
- 水回りの掃除
- 毎日料理をすること(※週2回くらいは自炊したい)
- 片付け
- 確定申告
- 婚活
- データ整理
- メイク
現状の不満からパッと浮かんだのは上記の8個でした。
この8つをどうやったら解消できるかも考えていきたいと思います。
洗濯物全般
私は洗濯物が嫌いで、洗濯物を選別するところからやりたくないです。
洗濯機に色物の服をわけて入れたり、洗濯物を干したり、乾かしたり、畳んだり…、全部やりたくありません。
どーしたらやらずに済むのかな~と考えたところ、家事代行サービスが理想だとわかりました。
でも頻繁に頼むのは嫌だし人に洗濯物を触られるのは嫌なので、乾燥機付き洗濯機が現実的です。
畳まずにすませたいなら形状記憶の素材を使った服を揃えるという手もあります。
とりあえず乾燥機付き洗濯機を買うお金を貯めてみようかな、と思いました。
しわ取り機能付きに惹かれる…
水回りの掃除
水回りの掃除もやりたくありません。
防カビ加工をしてくれている賃貸物件に引っ越したおかげで、キッチン掃除とお風呂掃除とトイレ掃除は楽にはなりました。
だけどもっと楽になりたいです。
定期的に掃除のサービスを利用できるくらい、お金に余裕が出来れば理想です。
やりたくない家事は代行サービスが理想
毎日料理をすること(※週2回くらいは自炊したい)
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これは一人暮らしを始めたころから「やりたくない~~~」と思っていたことです。
料理自体は楽しいけれど、料理をするために献立を考えること・キッチン掃除や皿洗いが必要になること・生ごみが出ることが不快なのです。
とはいえ、現状でも社食付きの職場でバイトしたり、食事宅配サービスを利用することで料理を徐々に手放し始めています。
愛用中の食事宅配サービス
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外食するのと違い家で済ませられるから一人好きには気楽だし、スーパーで買い物する必要もほとんどなくなって時間が増えました。
しかも管理栄養士監修のお弁当なので栄養バランスの整った食事が出来、健康維持にも繋がるという神のようなサービスだと感じています。
今後は週2回だけ料理の頻度になるように、もっと食事宅配サービスを利用できるように稼ぎたいです。
\ 1食568円~で料理を手放してみる /
片付け
片付けもやりたくないことです。
断捨離して物が少ないおかげで散らかる頻度は減りましたが、服を脱ぎ散らかしてしまうんですよね。
もう1回着れそうなものと洗濯するものを選別する作業が面倒くさいと感じた結果、脱ぎ散らかしにつながっています。
これに関しては、洗濯かごを置ける場所があれば解決しそうです。
この記事を書きながら「洗濯カゴ設置ならすぐ出来るな」と気づけたので、プラスチックの洗濯カゴを買って、洗濯するものを入れるようにします。
洗濯しない物の1次置き場は作ってあるんですよね。
ちゃんと選別してキレイな部屋をキープしなきゃ…。
あとは今後も断捨離を継続していきます。
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確定申告
私は青色専従者なので確定申告に時間がかかります。
毎年確定申告が憂鬱です。
丸投げで依頼できる税理士に頼めば解決できそうです。
月1万円くらいからやってくれるようなので、お金持ちになったら確定申告をやらずに済みそうです。
婚活
婚活というか、結婚相談所とかマッチングアプリみたいなプロフィール入力が必要なところで恋をしたくないんです。
でも彼氏は欲しいんですよね。
とはいえ現状自然な出会いは絶望的です。
だから結婚相談所とかマッチングアプリとか活用するべきなんでしょうね。
でもそこまでして欲しいわけではなくて、…彼氏欲しいけど、結婚前提だとどうしても気持ちがわかないというか…。
「婚活やりたくない」の解決策を立てるとしたら、趣味のサークルとか、習い事をするとか、出会いの場を増やすようにすることですかね?
理想は仕事繋がりが良いんですけど。
これに関してはお金で解決というより、いろんな仕事に挑戦してみるというモチベーションになりそうです。
パソコンのデータ整理
何十年分も溜まったデジカメやスマホの写真・動画などのデータ整理って面倒くさいんですよね。
とりあえず最近クラウドサービスが出来たおかげで、データ全てクラウドに預けて管理が前よりも楽になりました。
今まではSDカードやUSBカードで容量が足りなくなったら買い足し買い足しして面倒くさかったです。
どれになんのデータを入れたのか忘れてしまうし、SDカードのデータが飛んで修復作業に1日かかったりもしてました。
クラウドサービスならネットサーバーだし、容量が足りなかったら追加で払って増やせばいいだけなので便利です。
ただ、ネットサーバーだからオフラインで見れない点が残念です。
オフラインで見れて大容量のデータが保存できる物を買って、パソコンデータ整理の作業を最小限にしたいです。
故障率が低いのはHGST(日立の配下)ブランドだそう
参考サイト
メイク
メイクも出来ればやりたくないです。
ちょっとでも可愛くなりたいからメイクするけど、もともと可愛かったらメイクしたくありませんもん。
「メイクしたくない」という欲求を解消するには、やっぱり整形ですかね。
最近だとプチ整形で二重にしたり、整形じゃないけどアートメイクやマツエクもメイクの負担を軽減できますよね。
私が気になっているのは肌を美白にするという白玉注射に、クマが気になるからクマ取り整形です。
肌がキレイになってクマがなければ、眉毛だけ書いてメイクが済みそうな気がします。
お金があればやりたいですね。
「やりたくないことリスト」が「やりたいことリスト」よりもモチベーションに繋がる
もしあなたに「やりたいことリスト」が浮かばなかったとしても、「やりたくないことリスト」なら浮かびやすいのではないでしょうか?
そしてやりたくないことリストでお金で解決できるものがあれば、「やりたくないことをやらなくするためにお金を稼ぐ!」というモチベーションに繋がります。
私はやりたいことリストや、欲しい物リストは浮かびにくかったです。
浮かんだとしても後々「やっぱ別になくてもいいかな~」とやる気をなくしたりしていました。
でもやりたくないことリストは次々に浮かぶし、「そうそう、これが面倒くさいからお金持ちになってどーにかしたい!」と駆り立てられました。
「やりたくないこと」は現状を見れば浮かんでくることなので、「やりたいことリスト」よりもリアルに想像しやすいものなのです。
さらに、金川さんはリアルに想像しやすい「やりたくないこと」は、モチベーション維持にも繋がるといいます。
私の場合、今の家に住んだ動機が「狭い部屋だと色々と不便だから広い部屋に引っ越したい!」と思ったからです。
狭い家だと収納に頭を悩ませたり、部屋がうまく片付かなかったり、お風呂がカビやすいから頻繁に掃除したりと、やりたくないことばかりになっていたのです。
手取り14~16万円のくせに家賃7万円の部屋に引っ越したため、「不便な部屋に戻るのだけは嫌だ!」と、節約に励んだり、ネットで稼ぐために毎日ブログ記事を更新するようになりました。
「いつか素敵な部屋に住みたい」と漠然とした目標を持っていた時より、実際に広い部屋に引っ越してやりたくないことが激減したというリアルな経験があるからこそ、モチベーションを維持できているのだと思います。
なので、金川さんの言う通り、リアリティのある想像力こそ強い原動力になるのだと身をもって知ることができました。
やりたくないことリストはビジネスにも応用できる
お金持ちが持っているという「やりたくないことリスト」ですが、本書を読み進めていくとビジネスに応用できることに気づきました。
「これで金持ちになれなければ、一生貧乏でいるしかない。」の第6章では、ビジネスを展開していくうえで重要な消費者の購買意欲の動機について触れています。
なにかを欲しいと思うときには2種類あり「得たい欲求」と「避けたい欲求」が働くそうです。
得たいという欲求は、「お花見に着ていけるような春服が欲しい」とか、「温泉に行ってリラックスしたい」といったプラスに働くもののことです。
逆に避けたいという欲求は、「体を壊したくない…」とか、「家事をやりたくない」といった現状からマイナスに働くもののことです。
この両者の欲求のうち、より購買意欲に繋がるものが「避けたい欲求」だそうです。
得たい欲求の場合は想像力を働かせなければなりませんが、避けたい欲求は現状に不満があってのことなのでリアリティがあり欲求が強くなるのです。
なので何かを買ってもらいたい時は、避けたい欲求を刺激するようにすると効果的とのことでした。
たとえば、「春服が欲しい」という得たい欲求には、「お花見にくる人のほとんどが春らしい格好をしていますから春服で行った方がいいですよね」と、周りから浮くことを避けたいという欲求を刺激することで購買意欲が増します。
「温泉に行ってリラックスしたい」という欲求には「定期的に身体をリラックスさせないと体調を崩しやすくなってしまいますからね」と不調を避けたい欲求を刺激すると、「ああ~確かに最近忙しかったし行ったほうがいいな」と決定的な動機に繋がります。
そして「やりたくないことリスト」は「自分の避けたい欲求」になります。
自分の避けたいものを解消するにはどうすればいいかアイディアが浮かべばビジネスに繋がる、ということです。
やりたくないことリストから浮かんだアイディア商品なら「これを使えば〇〇を避けることが出来ますよ」と訴えやすいですから…。
だからやりたくないことリストを作ることで、ビジネスに応用できるのです。
お金持ちは自分のやりたくないを解消するために形にして稼ぐことに成功しています。
おかげで私たちの生活は豊かに、そして便利になりました。
家電なんかはわかりやすい例だと思います。
金川さんのビジネスコンサルタントの仕事も「仕事をやめたい!」という避けたい欲求を満たすものです。