せっかく良い化粧品を買ったのに、上手に使えていなければ効果が発揮できないなんて勿体ないですよね。
美容効果を高めたいのであれば、正しいスキンケア方法を知っておくことは重要です。
どんなに評判がよくて成分も申し分ない化粧品であっても正しい手順でスキンケアが出来ていなければ肌を傷めてしまい様々な肌トラブルを引き起こす原因になってしまいます。
肌をいたわるのであればある程度の美容知識はとても大切です。
このページでは基本的なスキンケアの手順を紹介しますので、化粧品を変えてもなかなか状態がよくならないかたは今一度スキンケアのやり方を見直してみてください。
朝のスキンケアと夜のスキンケアはやり方が違う
朝も夜も同じ方法でスキンケアを行ってはいませんか?
朝のスキンケアの役割と夜のスキンケアの役割は異なりますので、その役割を意識してスキンケアの方法も変えていかなければなりません。
朝の場合はスキンケアをした後メイクをしたり、紫外線や外気に肌をさらすことになります。
なので、朝のスキンケアは毛穴をしっかり閉じて守らなければなりません。
夜のスキンケアはしっかり汚れを落としてお肌の再生が活性化される睡眠時に備えて美容成分をしっかり浸透させます。
朝は毛穴をしっかり閉じて汚れから守るスキンケア、夜は汚れを落として美容成分をお肌に効かせるスキンケアをしなければならないのです。
夜のスキンケアの基本手順とやり方
夜は日中についた汚れを落として、睡眠中に美容成分を効かせるように浸透させるようなスキンケアを行います。
夜のスキンケアはクレンジングや洗顔でしっかり落とした後、毛穴が開いたままの状態で化粧水や美容液で美容成分を浸透させ、乳液やクリームなどで保湿をします。
正しいクレンジング・洗顔のやり方
クレンジングと洗顔は特に肌への刺激が強くなってしまう手順ですので、出来るだけ肌に優しいものやW洗顔不要のものなど1度で落とせるアイテムの使用をおすすめします。
多くの方は化粧水や美容液にお金を掛けるものですが、クレンジングと洗顔こそお金を掛けて良いものを選ぶべきなんです。
その理由は、クレンジングや洗顔で汚れをしっかり落としつつ肌の必要な皮脂を残しておけるものであれば、その後の保湿も必要ありませんし、汚れが原因による色素沈着やシミなどの原因にもならないからです。
化粧品会社の方と何回かお話させていただいたことがあるのですが、化粧水や美容液が売れるから力を入れて宣伝しているのであって、本当に大切なのはクレンジングや洗顔であるとおっしゃっていました。
バカ高い化粧品を買うより、まずは自分の使っているクレンジング剤や洗顔料を良いものに変えた方が効率的にキレイになれます。
クレンジングと洗顔の手順
- クレンジング剤を顔全体になじませる
クレンジング剤を適量取り、下に引き下げないよう手の動きに気をつけて顔になじませます。 顔全体によくなじませたらきれいにすすぎます。 オイルクレンジングを使用する場合は、水や洗顔料だけでは落ちにくいため、ティッシュで油分を吸い取ってからすすいで下さい。 すすぎをする際の水の温度は心地よいと感じるぬるま湯できっちりすすぎましょう。 引き締め効果などを狙って冷たい水を使うのはおススメしません。 - 細かく泡立てた洗顔料で肌を包むように洗う
泡だてネットなどで洗顔料を泡だてた後、さらに泡を細かくするため手で泡立ててから使用します。 肌を傷めないよう泡で包むように洗顔した後、クレンジング時と同様にぬるま湯ですすぎます。 - すすぎ残しに注意する
自分ではしっかりすすいだつもりでも、意外とすすぎが足りないことがあります。 特に生え際、もみあげ、鼻の穴、唇の下、顎下にすすぎ残しが多くなる傾向がありますので指でチェックしながらすすぎましょう。 - すぐにタオルで水気を取る
タオルを垂直にお肌に触れさせ、こすらずタオルの上から手で押さえるようにそっと水気を吸い取らせます。
正しい化粧水のつけ方
化粧水は肌を潤す役割があり、潤った肌はみずみずしく明るさに満ち、透明感あふれる、ふっくらキメの整った肌になります。
そのため、化粧水を選ぶ時は保湿成分がしっかり配合されているかがポイントです。
化粧水はざっとつけるだけではキメが整いませんので、化粧水の適量とされる「500円玉大」はちょうど片手のひらのくぼみいっぱいに取った時と同じくらいの分量をしっかり肌に浸透させましょう。
年齢の出やすい首、デコルテがノーマークでは台無しになってしまうので忘れずにケアします。
美容液を使用する場合も化粧水と同じように肌になじませていきます。
化粧水をつける手順
- 化粧水を適量取る
化粧水を手のひらのくぼみにたっぷり取り、それを両手のひらに行き渡らせます。 - 両手で顔をくるみ込む
まず生え際に沿って顔の上半分をやさしくくるみ、一呼吸おいたら手を垂直にそっとはずします。
次に頬骨の下に手根を置き、4本の指が生え際に、手のふちと小指側が鼻筋にちょうど沿う形になります。この手で覆える範囲に化粧水をつけ、一呼吸おいたら手を垂直にしてそっとはずします。
あごに手根を目尻に指を置くと、顔の下半分がやさしくくるまれます。一呼吸置いたら手の顔の外側にそっと外します。
最後にあごに手根を置き中指が目頭に届くようにして顔のまんなかをやさしくくるみます。一呼吸おいたら手を垂直にしてそっとはずします。 - 首やデコルテも同じように潤す
4本の指先が耳下に、親指が顎下にくるよう、首を手で覆います。
この状態から鎖骨まで、手のひらを交互に使って、首の右側は左手で、左側は右手でなで下ろします。
首の後ろから肩先までも同様にします。
デコルテは鎖骨から外側へ放射線状になで下ろしていきましょう。
正しい乳液・クリームのつけ方
化粧水や美容液をつけた後、お肌から水分が蒸発して行くのを防ぐため、油分の含んだ乳液やクリームなどで保護をします。
乳液は化粧水とクリームの中間的なアイテムのため、その後にクリームをつけると油分過多になってしまうため、乾燥が気になる方は乳液ではなくクリームを使うようにしましょう。
しかし、乳液とクリームはあくまで保護膜を一時的に作るものですので、保湿成分を浸透させたいのであれば化粧水か美容液で補う必要があります。
乳液・クリームをつける手順
- 乳液・クリームを手のひらにのばす
乳液またはクリームを指先くらいの量を取り、両てのひらにのばします。 - 乳液・クリームを顔になじませる
化粧水と同じ手順で顔をくるみ、続いて首、デコルテになじませます。
顔だけでクリームが足りなくなってしまった場合は首、デコルテ分を改めて手にのばしてからつけます。
朝のスキンケアの基本手順とやり方
朝のスキンケアは毛穴をしっかり閉じて日中の汚れから肌を守ることが大切です。
夜のスキンケアでは化粧水や美容液の美容成分を浸透させるため毛穴を閉じずにケアをしましたから、汚れが入りやすい状態になっているのです。
この毛穴をしっかりと閉じるためにも、朝のスキンケアは必須です。
朝のスキンケアの基本手順
- 洗顔をする
睡眠中に出た皮脂や汚れを洗い落し、毛穴をクリアな状態に戻します。 - パッティングで化粧水をつけ毛穴を閉じる
コットンに化粧水を沁み込ませ、中指にコットンを引っかけ親指と人差し指で支えたら、下から上へ肌を引き上げるようにパッティングをします。
このパッティングをすることで開いた毛穴が閉じ、コスメ化粧品や外気の汚れが毛穴に入り込みにくくなります。 - 化粧下地をつけてメイクする
夜の乳液やクリームの代わりに化粧下地で肌を蓋し、その後メイクします。
肌に優しいスキンケア方法を実践し、すっぴん美人を目指そう♪
というわけで肌に優しいスキンケアの手順を紹介しました。
購入した化粧品によっては独自のスキンケア手順があるので、説明書はしっかり読むようにすると良いです。
気になる化粧品のトライアルセットがあれば、【ラインでの使い方や、どうやって肌になじませればいいのか】が詳しく書かれていることが殆どなので手順どおりにスキンケアをしてみてください。