2021年9月13日~14日で、ホテル仙景の離れ山家荘に宿泊しました。
ひとり暮らしでいつも1人だけど、隣人をも感じさせない真の1人になりたい…と思って、ホテル仙景の離れ山家荘の宿泊を決めました。
離れ、ということで喧騒からは遠い場所になりそうだと思い惹かれたのです。
ホテル仙景の離れ山家荘は日本庭園の中に5棟の客室があるそうです。
その離れの中、1人旅プランで選べる客室の苅萱が、1人を満喫したい私が欲している雰囲気を醸し出していました。
このおこもり感がたまりません。
さらに今回は9月の平日に宿泊なので、泊まる人も少ないと予想できました。
そう、今回の1人旅の目的は人から離れたい、です。
在宅ワークになって家に籠もるようになってから、隣人のうるささが気になって、イライラして仕方なくて、静寂にこもりたくなったのです。
普段は隣人のうるささはそこまで気にならないし、寂しい1人暮らしには丁度いいなと思えてました。
でも、せっかく秋の美しい音色が聞こえる季節なのだから、人のうるささにかき消されず楽しみたいじゃないですか。
自宅だと窓を開けると自然の音だけでなく、テレビの音やら人の話し声やらに邪魔されてしまうんです。
コロナで家に籠もっているから余計に、煩わしいことなく自然の音を楽しみたい欲求が強くなっていて隣人の音にイライラしてしまうのです。
誰に邪魔されることなく、鈴虫の羽根の音や風が草木を撫でる音、ついでにせせらぎも聞こえたらいいなぁと思っての、離れ山家荘への1人旅を実施したんです。
9月平日の箱根湯本は若いカップルや友人連れが多かった
人から離れたいという欲求をどうにかしたくて実施した1人旅ですが、箱根湯本には一番離れたいキャピキャピした若者で溢れていました。
9月の平日だからなんでしょうか…?
大学生くらいの若いカップルと友達同士の旅行者が多く、男性はヤンキー風な言葉遣いの人がいたり、女性は女同士でもぶりっ子声を発してマウント合戦をお土産屋でやってました。
「これ〇〇くんに買っていこう~」「〇〇くんって誰ですかぁ?」「彼氏~↑」「彼氏さんですかぁ良いですね~…あ、私は××さんと△△さんにこれ買っていってあげよ~お土産あげたい人沢山いるんですぅ」「…(謎の無言)」
一体どんな関係で女2人旅してるのか気になっちゃったんですけど、ぶりっ子声の中にある棘っぽさが怖すぎましたし、振り返ってみたらお土産選んでる子を冷めた目で見下してて仲の悪さが読み取れました。
「なんで旅行に来てこんな嫌な関係性の会話を近くで聞かされてるんだろう…」と、リフレッシュしたかった1人旅の私は心の中でモヤモヤしました。
このマウント合戦女子は2ヶ所のお土産屋で遭遇してしまったのですが、どっちでもマウント取り合ってて、見かけたらすぐ逃げるようにしました。
逃げた先で若いカップルがイチャイチャしてるのを見ると余計にげんなりして、嫉妬心という嫌な感情も沸き起こり、居心地の悪さはさらに加速され、お土産屋を見るのは諦めました。
前回、5月の終わりの平日に箱根の強羅温泉に行った時はあまり若者はいませんでした。
いても静かで落ち着いたカップルや友人連れで、あまり嫌な気持ちにはなりませんでした。
5月の終わりの時期が若者には休みにくい時期だったのか、それとも強羅という場所だからなのかはわかりませんが、今回の箱根湯本よりはずっと居心地が良かったです。
とりあえず9月の箱根湯本は若い人が多くて、こっちまで恥ずかしくなるイキった会話を大きめな声でしているので、聞くに堪えず落ち着きません。
というか、ぼっち陰キャを極めている私には、陽キャで溢れた場所はいち早く逃げたい場所なのです。
私みたいに都会の喧騒から離れたい方にはあまりおすすめできません。
とはいえ、今回の宿泊先である離れ山家荘の敷地内は落ち着いた雰囲気で、理想通りでした。
宿泊客は大人の夫婦が多く、とても静かで、静寂を思い切り楽しむことが出来ました。
しかし、大浴場や露天風呂には本館のホテル仙景の宿泊客も利用します。
大浴場に入った時は隣の男風呂ではしゃぐマイルドヤンキー的な人たちの声が騒がしく、露天風呂では女2人旅と鉢合わせしぶりっ子声での話し声が気に触りました。
ホテル仙景の方では若い宿泊客が多いようです。
10月とか11月くらいに時期をずらすか、箱根湯本以外にした方が、もっと静寂を楽しめたかなぁと少し後悔しました。
宿に辿り着くまでの道と、温泉・露天で他の宿泊客と遭遇した時に静寂は楽しめなくなるので、完璧な静寂を求めるなら時期をずらすことをおすすめします。
北大路魯山人と縁の深い料亭「花の茶屋」の伝統を引き継ぐ【離れ山家荘】
ホテル仙景の離れ山家荘は湯場滝通りにあります。
徒歩で10分程度なので歩いてもいけますが、無料シャトルバスもあります。
湯場滝通りはホテルの並びの反対側に川が流れていて、雰囲気がとても良いです。
チェックインはホテル仙景のフロントで行い、女将さんに案内されてこちらの入り口から離れの客室に向かいます。
箱根湯本から宿につくまでは地元よりも騒がしくて嫌になりましたが、離れ山家荘についたら理想の静寂が手に入りました。
入り口には茶室があります。
離れ山家荘は北大路魯山人と縁の深い料亭「花の茶屋」の伝統を引き継ぐ旅館とのことで、茶室が観物だそうです。
wi-fiはここでしか使えません。
スマホからも離れたかったので、客室でwi-fiがつかないのは逆に良かったです。
茶室を通り過ぎると日本庭園が広がり、その中に客室の離れが5棟点在しています。
他の客室と離れているから、他の宿泊客の生活音はあまり聞こえてきません。
私が宿泊する予定の客室は奥まったところにあります。
通り道の脇には雰囲気のある傘とベンチも設置されていました。
路にある灯籠も雰囲気を感じられます。
石畳の階段を登ったところにある建物が今回宿泊する客室「苅萱」です。
静まり返った空間に佇んでいました。
1人旅プランで泊まれる離れ山家荘の客室【苅萱】
写真は今回宿泊した客室、苅萱です。
まるで古民家のようで、今まで泊まってきた旅館の客室とは違う趣向のある外観にときめきます。
離れ山家荘には5棟の客室がありますが、苅萱は他の客室と違って天井の作りが茶室のようになっています。
リビングとは別に寝室も用意されていて、こちらも居心地の良い空間です。
また、至るところに窓が設置されていて、日本庭園を望めるところも良かったです。
この写真は玄関の小窓からの景色です。
こちらは洗面所からの日本庭園の景色です。
まるで活きている絵画のようで、自然の優しい香りや気持ちの良い風を肌で感じられ、五感で楽しめる景色となっていました。
部屋の写真についてはもっと詳しく紹介している記事があるので、部屋の中をもっと見たい方は以下のカードリンクからチェックしてみてください。
苅萱の部屋詳細はこちら
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縁側と庭付き!窓を全開に開けて自然の音を満喫できる客室
今回の旅の目的は、人に邪魔されず、秋の音色を楽しむことです。
離れ山家荘の客室「苅萱」で、その願いは叶いました。
客室にはせせらぎのある小さな庭があり、その庭を楽しめるように窓があって、さらに縁側も用意されています。
おかげで滞在中は窓を全開に開けて、自然の音を楽しみました。
人の気配も、話し声も、テレビの音なんかも、浮世を感じさせる音は聞こえてきません。
ただただ自然の音だけを楽しむことが出来るのです。
心地の良い静寂が私の心を落ち着かせて、1人の時間を堪能させてくれたのです。
蚊取り線香があるので虫が入ってきても刺されませんでした。
トンボが飛んでいたけど部屋には入ってきません。
入ってきても今日はご愛嬌ってことで、気にせず自然を楽しみました。
最高の静寂なる時間を楽しめました。
離れ山家荘で楽しめる温泉は3つ!茶室でドリンク飲み放題も
今回の旅のテーマは人から離れたいですが、温泉ももちろん楽しみにしてきました。
離れ山家荘に宿泊すると、離れ専用の貸切風呂が使えます。
また、ホテル仙景にある大浴場と露天風呂も利用できます。
なので合計3箇所の温泉が楽しめるのです。
ちなみに、離れの部屋にも温泉がついています。
部屋のお風呂は小さかったので今回は入りませんでしたが、部屋風呂も合わせたら4箇所の温泉が楽しめることになります。
離れ山家荘専用の貸切風呂
離れ山家荘に泊まった人専用の貸切風呂は、庭園の中にあります。
こちら24時間、空いていれば入れるシステムです。
入れるかどうかは入り口に下駄があるかどうかでの判断になります。
鍵はかけられません。
なので誤って誰かが入ってきたらどうしよう、とソワソワします。
中に入ると脱衣所があります。
昭和の銭湯のような雰囲気があってタイムスリップした気分になりました。
脱衣所は貸切風呂にしてはかなり広く、ベンチまであります。
4人分の脱衣かごがありました。
洗面台はキッチンシンクのような広さがあります。
ティッシュや厚手のペーパータオル、化粧品などのアメニティもあります。
アメニティの化粧品は女性向けのものだけではなく、メンズ向けコスメもありました。
貸切風呂の浴室の写真です。
このお風呂を見て、千と千尋の神隠しの舞台となったと噂されている積善館の大浴場を思い出しました。
埋込み型の浴槽がそれっぽいんですよね。
ホテル仙景の外観にも、舞台と似ているところあります。
洗面場所は入って右側にあります。
シャンプーなどもしっかり設置されています。
こちらのシャンプーはDHCのものでした。
シャワーは1つだけなので、2人以上でくると並んで洗うとなるとちょっと大変そうですね。
大きな窓からは小さな日本庭園の景色が見えます。
反対側には大きな写真がありました。
茶室の写真ですかね…?
ちなみにこちら側の蛇口には風呂椅子などはありません。
泉質は澄んでいて、肌なじみがよく、さっぱりしていました。
貸し切りなので他人が来ることはなく、プライベート空間で温泉を堪能できます。
展望の露天風呂(男女交代制)
露天風呂はエレベーターで4階まで上り、階段で2階上がったところにあります。
なかなかの展望です。
露天風呂は1つしかないため、男女交代制でした。
女性は午前2時~午前0時まで、男性は午前6時~午前10時までです。
朝の露天風呂が好きなので、入れないのはちょっと残念です。
脱衣所はひのきの香りが漂っていました。
広々としていて、アメニティも用意されています。
脱衣かごも沢山用意がありました。
が、この日は宿泊客が少ないのか、1時間位誰も来ませんでした。
貸切状態です。
ベンチに足のマッサージ機もあって、火照った体を冷ましながらのマッサージは最高でした。
アメニティも充実しています。
化粧品は3ヶ所のお風呂の中で一番充実していました。
ヘアゴムやシャワーキャップ、綿棒も用意がありました。
露天風呂です。
なんと、洗面台にはシャンプー・トリートメント・ボディソープがありません。
夜に来てみると誰かが洗顔料で体を洗った形跡がありました。
大浴場や部屋風呂で体を洗ってきてから入ると良さそうです。
左手側には京都の二条城で見たような庭園風景があります。
こちらの仕切りは動かすことが出来、全開で見渡すことも可能です。
庭園風景はとてもキレイで見惚れます。
庭園の景色だけでなく、自然豊かな箱根の景色も望めました。
とっても心地がよい温泉風景で、ボーッと過ごせます。
温泉に浸かってもこの見応え…。
山からは鳥の鳴き声がし、爽やかな風が時折吹いて気持ちが良いです。
反対側の景色もとっても良い感じです。
屋根がついているので、雨が降ったとしても露天が楽しめる造りになっていました。
こんなに心地の良い露天風呂を1時間以上独り占め出来ました。
何回か入りに来たのですが、ほぼ貸切状態でした。
夜は夜で、また違った露天の景色を楽しめます。
思っていたより真っ暗ですが、ライトアップされた庭園風景を眺めながら温泉に浸かることが出来ます。
箱根の山の景色は見えません。
でも、川の流れる音が聞こえてきて心地が良いです。
夜もほぼ貸切状態で露天風呂を堪能できました。
大浴場から露天風呂までの階段にはところどころ朱色の橋がかけられています。
なんだか千と千尋の神隠しでみたような風景だなと思いました。
大浴場
大浴場はホテル仙景のフロント向かいにありました。
女湯と男湯がわかれています。
大浴場もほぼ貸切状態で、人が来ませんでした。
大浴場のシャンプー・トリートメント・ボディソープは馬油のもので、部屋風呂や貸切風呂のものより良かったので、洗髪などはこちらで済ませました。
脱衣所は広々としていて、着替えやすかったです。
貸切風呂と同じように、大浴場の脱衣所もどこか銭湯のようです。
アメニティは化粧品、ヘアゴム、シャワーキャップが置いてありました。
脱衣場にはウォーターサーバーがあり、水分補給がしやすかったです。
でも出来たら露天風呂の方が滞在時間長かったので、露天風呂にあったら嬉しかったなぁと思いました。
といっても、部屋に無料の水が用意されているから、それを持っていけば問題ありません。
大浴場にもマッサージ機があって、こちらは腰を揉んでくれるタイプでした。
腰以外にも使えるとパンフレットにあり、パソコン仕事で腕が痛かったので腕に挟んでもみもみしてもらいました。
もう1つの機械はなにかわかりませんが、故障中ということで利用できません。
離れ山家荘の宿泊客は湯上がりに茶室で無料ドリンクも楽しめる
離れ山家荘に宿泊すると、茶室で無料のドリンクが楽しめるサービスが付きます。
なので温泉を堪能した後は、茶室に向かいました。
こちらが茶室です。
和の雰囲気がたっぷりで、大きな窓からは景色が楽しめます。
ここの茶室に無料ドリンクが用意されています。
そしてこの茶室には無料の湯上がりサイダーのサービスがあります。
奥にある冷蔵庫に湯上がりサイダーが用意されていました。
小さい瓶の湯上がりサイダーが並んでいました。
湯上がりサイダーは砂糖で味付けがされた甘めの炭酸です。
火照った体に冷たい刺激が爽快でした。
サイダー以外にもエスプレッソマシンによる紅茶やコーヒーも無料で飲めます。
こちらは紅茶のポーションです。
日本語と英語の使用方法があるので、宿の人がいなくても問題なく使用できました。
下にはコーヒーがあります。
砂糖やミルクも用意されていました。
エスプレッソマシンで紅茶を入れて、ティータイムも楽しみました。
窓があり、向かいは川が流れているので、景色を楽しみながら紅茶を飲みました。
他の宿泊客は全然来ないのでほぼ貸切状態です。
人離れしたい私にとって人が来ないことは最高でした。
朝のモーニングコーヒーも茶室で楽しみました。
エスプレッソマシンで作ったコーヒーなので、いつも家で入れているコーヒーよりも本格的な深い苦味が味わえました。
外にもベンチがあるので、そこで湯上がりサイダーを飲むのも楽しいです。
ここのベンチに座ると…。
日本庭園の景色を楽しめます。
人通りはほぼなくて、静かな場所です。
時間によって景色の色合いも変わるので、ちょくちょく訪れて庭園の風情を楽しみました。
ホテル仙景の離れ山家荘の1人旅プランは期間限定で約35%OFF
ホテル仙景の離れ山家荘は理想通りの静けさで、喧騒から離れることが出来ました。
箱根湯本周辺の賑やかさも、離れ山家荘までは届かず、静寂を堪能することが出来ます。
離れの客室はもちろん、サービスも温泉も良かったし、料理もとても美味しかったです。
今回、ホテル仙景の離れ山家荘の1人旅プランは期間限定で35%オフの27,500円でした。
27,500円の1人旅でこれだけのサービスはお得だったなぁと感じます。
ちなみに、今回一部の建物工事中のため、景観がちょっと悪くなっていました。
そのお詫びとして日本酒スパークリングをサービスしてもらえました。
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