
物だらけの汚部屋住人でしたが、ミニマリスト思考を身に着け、今ではスッキリした部屋で暮らせています。
ミニマリスト思考になるため参考にした本には、「高くても良い物を厳選して長く愛用する」という基準が紹介されていました。
安物買いの銭失いということわざもあるように、安物よりも、高くても良い物を選ぶことが大事だと学んで実践しました。
けれど、「高くても良いもの買って長く使う」という考え方で、いざ買い物をすると思ったよりうまくいきませんでした。
「高くても良い物を厳選して長く愛用する」を正しく解釈出来ず、「高ければ何を買っても良い」という間違った価値観を持ってしまっていたのです。
せっかく高くて良いものを買ったはずが、使わなくなったり、使えなくなったりと、結果無駄遣いになることもありました。
今は失敗から学んで、「高くても良いもの買って長く使う」の正しい意味を理解できました。
ということで今回は、「高くても良いもの買って長く使う」の落とし穴にハマった失敗談と、良いものの正しい厳選方法を紹介していきます。
「高くても良いもの買って長く使う」という考えの落とし穴
「高くても良いもの買って長く使う」という考えで物を選んでも、失敗したり、長く使えなくなるパターンはいくつかあります。
実体験に基づいて「高くても良いもの買って長く使う」の落とし穴と実際の例を挙げていきます。
高いものが必ずしも良いもので長く使えるとは限らない
「高くても良いもの」から、いつのまにか「高いもの=良いもの」という潜在意識が芽生えてしまう方が多く見受けられます。
高いから良いものだろうという判断基準になってしまうと、本当に欲しいものではなく、高いから欲しいものに考え方が変わっていってしまうのです。
本来ならば、値段関係なく良いものを選ぶということが大事になってきます。
確かに価格が高いものは、それなりに素材や製造工程にこだわりがあるので、価格が高ければ安心できるのも事実です。
しかしながら安くても品質の良いものは増えており、価格だけで判断できないことも多いのです。
良い買い物をするためにも、高いから安心ではなく、口コミやレビューをチェックして本当に長く使えるかどうか確認することも大切です。
実際に使わないとわからないので失敗することもあるとは思いますが、「高い方が良いもの!」という考えで買い物すると失敗する確率のあがるので要注意です。

時代の移り変わりによって不要になることがある

時代の流れで不要になるものが続出
長く使うつもりで買ったつもりが、時代の移り変わりによって不要になることがあります。
特に今の時代はネット社会が急成長中で、それに関する移り変わりが目まぐるしいから、時代の変化で不要になるものが増えてきていると思います。
私の体験談を話すと、長く使うつもりで高級ブランドのプラダで長財布を購入しました。
けれど、買ってから2年後、スマホのキャッシュレス決済が使えるようになり、私はほぼ財布を持たずに外出するようになりました。
ポイントカードもスマホで管理できるし、現金しか使えないお店には立ち寄らなくなったので、財布が不要になっちゃったんです。
財布を持ち歩かなくなると、財布を持って出かける時に嵩張る&重くなることに気づきます。
バッグの中身をできるだけ軽量化しようと、財布代わりにポーチへ必要最低限の現金だけ入れるようになりました。
時代の移り変わりによって長く使うつもりで買った財布が不要になった瞬間でした。
プラダの財布は高かったから捨てられないし、メルカリで売ろうと思っても良い値段つかないし、もしもの時(※見栄張りたい時用)のために持ってはいるんですけどね…。

本や漫画はもちろん、ファッション関連や家具・家電、車等…。
買わずに借りて済ませられる時代になったので、時代の移り変わりによって不要になるものは今後も増えそうです。
年齢を重ねるにつれ使えなくなることもある

微妙にデザインが時代遅れだったり若かったり…
何年も長く使うつもりで買っても、年齢とともに好みも似合うものも変わってきます。
身につけるものは特に感じました。
いくらベーシックな服であっても体型によっては崩れて見えてしまうこともありましたし、体型の変化で履けなくなったものもあります。
ベーシックなコートなら長年使えるだろうと思って10万円のコートを奮発したけど、「今の私にこれは似合わないな…」と思って捨てることとなりました。
バッグに関しても、出かけ先が20代の頃とは変わったため、「このデザインは今の出かけ先には合わないな~」となることもありました。

19歳の時に奮発して買ったピンキーリングも今じゃ使わない…
TPOは大事なので、年齢によって合わなくなったら手放さなければならなくなります。
何10年と使えそうであっても仕方ありません。

成長したという実感はあまり持てないのに、時の流れは残酷です。
「高くても良いもの買って長く使う」という考えで買ったもので汚部屋化?!
高くて良いものを買った結果、お金の無駄遣いになっただけではなく、部屋に物が増える原因にもなりました。
物が増えてしまうとすぐに汚部屋化してしまうので要注意です。
なぜ、「高くても良いもの買って長く使う」を意識した買い物をして汚部屋化しそうになったか説明していきます。
高かったから捨てられない事案が発生

捨てられないせいで、せっかくのウォークインクローゼットが使いにくい
高いものほど捨てると損をした気分になるので躊躇してしまいます。
結果、私はクローゼットに物を溜め込んだ時期がありました。
クローゼットに物が溜まると使いにくくなってしまいます。
28歳くらいまで、18~20歳の頃に買った高価な服が何着かありました。
高かった分品質がいいから着ようと思えば着れますが、年齢とともに好みも似合うものも変わっていて着ずにいました。
思い切って捨てて年齢にあった安い服を着てみたら、そっちのほうがオシャレに見えるし自分自身の満足度も高かったです。
クローゼットもスッキリして毎日の服選びが負担じゃなくなりました。
安い服は簡単に捨てられたのに、高かった服だけ捨てられなくて、8年間も使わずタンスの肥やしにしていたことが本当に勿体なかったなと思います。
「高かったものでも捨てなきゃいけない時は来る」という覚悟がないと、高い買い物をすればするほど物が溜まってしまいます。
高くても良いもの買って長く使うという意識は物を大切にする意味もあって大事なことですが、だからといって捨てずにタンスの肥やしにするのは間違いです。
一生使うつもりで買うのではなく、いつか捨てなきゃいけない時がくる、と考えて高くても良いものを買うべきです。

今は高かった服を捨ててスッキリな押し入れです
長く使うつもりで買った高いものは、それなりの値段で売れるのでフリマアプリや買取業者に売って手放すことをおすすめします。
いくらか損はしてしまいますが、ただ捨てるよりずっと手放しやすいですよ。
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高くて良いものを厳選しているつもりになって物が増える事案が発生

ポケットティッシュ入れやら良いマグカップやら買ってたら物が増えた
また、高くて良いものを厳選している気になって、「あれも良い物に買い替えよう」「良いものなら家にいくらあっても困らない!」と思って散財したこともありました。
実際に使うことがないのに、良いものだから使えるという潜在意識が無駄遣いに拍車をかけていました。
結果、「使わない良いもの」がガラクタのように部屋で転がってしまうことになります。
参考
無駄に買ってしまった物は、デザイン賞をとったというポケットティッシュケースやインテリア雑貨、高級スパイスセット・ビールサーバー・美顔器などです。
今は、日々使っているものを、ちょっとランクを上げて良いものを買うようにしています。
例えば、包丁・鍋・枕・マットレス・ヘアブラシ・ハンガーなどです。
生活が心地よくなったし、無駄な物が増えずに済みました。
「高くても良いもの買って長く使う」は「毎日使いたくなるもの」だった

毎日使うキッチン用品は奮発して正解!
「何十年も使い続けるぞー」と思って奮発して買ったものほど、結果的に手放すことになりました。
価格が高い=良い物、という価値観で買った物を心から気に入ったわけではなかったんですよね。
また、何十年も使い続けられる品質だと思っても、そうでない場合もありました。
失敗をしてきた私でしたが、気づけば何十年も使い続けている物もいくつかあります。
何十年も愛用している物って特に「長年使い続けるぞ!」と思って買ったものじゃなかったりするんですよね。
10年以上身に着けている6万円だったオパールのブレスレットも、「一生モノ」と奮発して買った20万円の指輪よりも愛用しています。
切れ味や性能重視で選んだ包丁や鍋も長く使ってますし、欲しい性能が入ったパソコンも10年以上使い続けてました。
どれもこれも値段を見る前に「これが欲しい!」と思って買った物です。
「高くても良いもの買って長く使う」という考えで買った物より、「毎日使いたい、これが必要、欲しい!」と思って買った物が、何十年も愛用するものとなっています。
だから、「高くても良いもの買って長く使う」の本当の意味は、値段関係なく気に入ったものを買う、ということだと思います。
そしてそれを毎日のように使っていきたいかがポイントです。
せっかく買ったのに「とっておきの日までとっておく」なんてやってたら時の流れによって不用品になりかねません。
そして長く使えるかどうかは実際に使ってみないとわかりません。
遠い未来まで使えることを考えるより、今日から良い日常が送れるかどうかを重要視して物を大事に使っていくことが大切だと思います。
落とし穴にハマらないために
- 奮発して買ったものでもいつかは捨てる日が来ることを理解する
- 安くても長く使える良いものがあることも理解する(※価格で判断しない)
- 長年使えると思っても使えなくなる日はくるから先を考えすぎない
- 高くて良い物を厳選したつもりでも買えば物は増える

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