3月の初めに河原にいってつくしを採り、春の味覚を味わいました~!
みなさんはつくしを食べたことはありますでしょうか。
食べたことはなくても見かけたことがある方は多いのではないでしょうか。
2月下旬から3月下旬になると河原に生えてくる雑草のつくし…。
実はつくしは今の時期に気になる花粉症に良いとされる食材でもあり、カロテン・カリウム・ビタミンC・B2など栄養豊富です。
葉っぱや茎はミネラルの宝庫と呼ばれ、薬用酒や生薬にもなるほどです。
そんなつくしをまだ食べたことがない方、正直もったいないですよ!
今回は私の雑草界の最推しである『つくし』について採れる場所や食べ方など紹介していきたいと思います。
つくしが採れる場所と季節
栄養豊富な0円食材であるつくしさんがどこにあるかわからないという方のために、採れる場所と季節について紹介します。
つくしが生える時期は主に2月下旬~3月下旬です。
寒い日々の中に温かい日が混じりだし、桜が見ごろを迎える前の時期につくしが見ごろを迎えます。
梅の時期とほぼ同じなので、梅を見かけるようになったらつくしもどこかで芽を出している可能性が高いです。
桜が見ごろを迎えるころには「つくし」は「スギナ」になってしまっているので食用には不向きの状態になってしまいます。
つくしが生える場所は河原が主となります。
今回私が採ってきたつくしは二子玉川近くの多摩川の河原で採りました。
とりあえず黄色い芝生を見かけて目を凝らすとつくしが見つかります。
とはいえ、つくしは河原だけでなく、住宅街でも採れることがあります。
つくしは雑草なので、いたるところに生えている可能性があるのです。
住宅街に川は流れていなかったので、水がなくても生えるところには生えるみたいです。
つくしの生えている場所は意外にも近くにあるかもしれません。
河原に限らず、花壇や芝生などもチェックしてみてください。
見つけたつくしを採るときは出来るだけ根本から取るようにします。
理由は食べられる範囲が増えるからです。
採ってきたつくしを食べるための下準備
つくしを食べるためには、はかまと呼ばれる部分を取ることと、アク抜きが必要になります。
はかま部分は写真の通りで、茎についた枯れた葉っぱのようなものを指します。
それ以外の部分は食べられます。
はかまを取るのはちょっと大変ですが、私はこの作業すら楽しいと思えます。
お酒を飲みながらするもよし。
テレビやDVDを見ながらするもよし。
もくもくと没頭するもよし。
これくらいの量だと20分くらいで作業が完了します。
いつも手間のかかる料理はしたくないけど、0円食材だと思うと時間も手間もかけられます。
ちなみにはかまを取るとき、爪に泥が入り込みやすくなるので、汚れが気になる方はビニール手袋をつけることをおすすめします。
はかまをすべて取り除いたら水にさらしてアクを抜きます。
とはいえ、東京に生えているつくしはあまりアクがないので私は汚れを取り除く程度で済ませちゃいます。
入念に水にさらさなくても食べにくさを感じたことがありません。
だけど泥や砂で汚れているので5回くらい水を替えます。
つくしはシンプルな炒め物が美味しい!
基本的につくしはシンプルな炒め物にすると美味しく食べられます。
きんぴら炒めのように、ごま油+醤油+出汁で炒める組み合わせが最強です。
お酒好きならほどよいつくしのエグみが良いつまみになること間違いなしです。
また、つくしは「ふきのとう」の味に似ているため、佃煮も人気メニューです。
今回私が作ったつくし料理は「つくしのおかかバター醤油炒め」
実際につくしを使ったレシピを紹介していきます。
今回私が作るのは、「つくしおかかバター醤油炒め」です。
適当に作りました。
- つくし
- 卵
- バター
- おかか
- 醤油
つくしを炒める前にバターをフライパンに溶かしてスクランブルエッグを作ります。
スクランブルエッグが出来たらフライパンから取り出しておきます。
卵液が絡みついた方が好きな方はつくしを炒めた後に卵液を入れて卵とじみたいにすることをおすすめします。
スクランブルエッグを作ったフライパンをそのまま使用して、つくしを炒め、しんなりしてきたらつくしに醤油と鰹節をまぶして炒めます。
スクランブルエッグもフライパンに戻して炒め合わせたら完成です!
お好みで七味など振りかけるとよりお酒のおつまみに最適な味になります。
つくしで春の味覚を楽しむ晩酌を…!
ということで、完成したつくし炒めで晩酌を楽しみます!
お酒は春の味覚つくしにぴったりの金麦~春の味できました~です。
春の味覚つくしと春の味の金麦が最高な組み合わせであることは言うまでもありませんね。
つくしは1本ずつつまんでちびちび楽しんだり…。
まとめて食べてエグみを感じてみたり、楽しみ方は様々です。
つくしの味はふきのとうよりもエグみ少なめで味はあまりなく、食感はヘロヘロの炒められたもやしのようです。
割と癖がなくて食べやすいです。
とはいえ、頭の部分はエグみを多く感じられるので酒飲みにはたまりません。
青いものよりも、黒ずんだものの方がエグみが強くてお酒に合います。
なにげにつくしって炒めるとピンク色になるところも粋です。
つくしをつまみに飲みながら、つくしを摘んでから下処理をした工程を振り返りました。
つくし料理を楽しむことは、無料で出来る楽しい春の行事のようなものです。
趣向のある食を楽しんでみたい方は、今の時期だからこそ楽しめるつくし料理に是非チャレンジしてみてください。