「推しがいれば結婚はしなくていいかな」と思って生きてきたのに、34歳になって婚活をするようになりました。
2022年11月ごろから婚活パーティーを中心に婚活しています。
それまではジャニーズや二次元で限界オタクをやっていました。
20代の時にもとりあえずで婚活パーティーや相席居酒屋など利用したことはあるのですが、今回は本気です。
今までは1回行って終わりみたいな感じでしたが、今回は半年間毎月のように婚活パーティーに参加してます。
「オタ活楽しいし、ずっと独り身でもいいかな」と思っていたのに、自分でもびっくりするほど婚活を頑張っています。
ということで、婚活の記録をブログにしていこうと思います。
まだ何も上手くいっていないのですが、34歳で婚活しようと思ったキッカケからオタク婚活に参加した体験を記事にしていきます。
私のオタ活歴
- 20歳~30歳まで
嵐・櫻井翔くんのファンをやる
オタク友達との交流メインで熱量はそこそこ - 30歳~現在進行形
SixTONESの京本大我くんの沼に落ち、熱量のヤバいオタクに
ライブ多ステ、CDやグッズなど複数買いしてしまう - たまに二次元にもハマる、ゆるキャラ好き
漫画や同人誌なども買うし、自分も絵を描く
34歳でようやく婚活しようと思った理由
20代の頃からオタ活を楽しみながらも、時折、このまま独身でいいのかなという迷いは常にありました。
とはいっても職場での出会いはなく、恋人を探すなら婚活パーティーなどを利用しなければなりませんでした。
結局「そういう出会い方はしなくていいや、推し活が楽しいし!」と思って何もせず、気づけば34歳に…。
ずっと「推し活が楽しい、独身でいいや」と思っていたのに、34歳にしてようやく「婚活したい」と思ったのです。
その理由は3つありました。
オタ活に虚しさを感じるようになった
34歳の時にオタ活の限界を感じました。
私はその時ジャニオタをしながら、東京卍リベンジャーズにハマっていました。
でも、東京卍リベンジャーズが最終回を迎えて楽しみが1つ減ったら、オタ活の虚しさに気づいたんですよね。
そもそも漫画を読み始めた理由が、度重なるジャニオタのスキャンダルに怖くなって、どこか別の逃避先が欲しいと思ったからでした。
でも漫画は終わりが来るし、最終回来たら別の漫画に行くオタク友達が多くて、寂しく感じました。
ジャニオタしてても、漫画オタクになっても、なんだか寂しいと感じてしまったのです。
オタクの人との人間関係って儚いし、仲良しだと思ってても結婚式とか呼べるような友達じゃないから、虚しい関係に感じてしまいました。
推しからの幸せも限りがあるし、結局自分が推しから与えられたもので妄想を膨らませて幸せになっているだけな気がして、虚しいんです。
しかもジャニーズって現実見ろみたいなことを忠告してくれることがあるのですが、最近は本当そうだよねと思ってしまいます。
現実を見る=結婚ではないけど、独身を貫くにしても、「自分はいつでも結婚できる」みたいな自惚れはなくさなきゃいけないと思うのです。
5歳下の妹がすでに結婚している
私には5歳下の妹がいて、すでに結婚していて子供もいます。
妹のおかげで親から結婚や子供のことについてあれこれ言われなくなり、私も甥っ子によって子供が欲しいという願望が減りました。
妹が結婚しているというと親戚とか年配の人に「お姉ちゃんもこれからよ」などと、妹に先を越された姉として同情されたりもしましたが、独身が楽しかったので気にしてませんでした。
でも、妹が「家を買った」と報告してきてから、私はこのまま独身でいいんだろうかと焦り始めました。
私よりもしっかりしてなかった妹がしっかりしていることに焦ってしまったんですよね。
しかも、婚活パーティーに参加した翌日に2人目妊娠中の報告も受けてしまったのです。
妹にとってお荷物の姉にはなりたくない…。
妹はよく旦那さんの愚痴を言ってますが、なんだかんだ仲良さそうだし、家族旅行など楽しそうです。
そういうのを身近で見ていると、結婚したいという気持ちになっていくんですよね。
オタ活の虚しさも感じているからこそ、妹の結婚生活を見て婚活しなきゃという気持ちが大きくなりました。
34歳が婚活ラストチャンス?
婚活した方がいいのかなとふわふわした感情の時から、婚活体験談や婚活漫画などを読んだりしていました。
そこで学んだことは、「婚活は34歳がラストチャンスで、35歳過ぎると難しくなる」ということです。
あと、33歳までは「年齢より若いかも」なんて自惚れていたのですが、34歳に近づいてから一気に老けた気がしました。
早くしないと老けちゃうという焦りも出てきて、34歳になってようやく婚活をする気になったんです。
ハイスペック男子と結婚したいとか思ってなかったし、イケメンがいいとかもなかったから、私は結婚できるだろうって思って呑気に考えてました。
でも34歳になったらさすがに婚活始めないと結婚できないかもと思えたんですよね。
ようやく本気で婚活しなきゃと思えました。
34歳オタクが選んだ婚活パーティーでの体験談
婚活しようと思って始めに選んだのは、アニメや漫画好きが集まるオタクの婚活パーティーでした。
この時はまだ「とりあえず」という気持ちがあり、オタク同士なら会話が弾むかもという理由から選びました。
あとオタクを辞めたくないから理解してくれる人が良かったのもあります。
20代の時に利用したPARTY☆PARTYが頻繁にYahooメールの広告に出てくるのですが、その広告でオタク婚活があることをしりました。
パーティーの場所は東京の郊外(※近場ではあるものの生活圏外)、年代は30代前半、半個室の空間で1対1で話せます。
男性は全員に会うけど、女性は半個室なのでどんな人が来ているかわかりません。
スマホのアプリでプロフィールをチェック出来、マッチングしたい人にいいねやマッチング希望を送って、マッチングしたら一緒に帰るというシステムです。
連絡先交換okな人にはマッチング希望とは別に連絡先を送ることができました。
PARTY☆PARTYの特徴
- 飲み会・BBQ・趣味婚など多種多様な婚活パーティーが豊富
- 共通の趣味や同年代の男性と出会いやすい
- 個室で1対1のやりとり、マッチング結果は自分以外は見れないので惨めな思いをしにくい
一番素敵だと思った人とはマッチングできず
10人くらいの婚活パーティーでしたが、想像してたパーティーと違い、典型的なオタクっぽい人はいませんでした。
失礼な言い方になってしまいますが、センスはないけど普通の見た目の人って感じで、ダサすぎたり不潔だったりデブだったりはあまりいなかったです。
でも思っていたより全然オタクじゃないというか、漫画の話とかはしたけど、普通の会話がメインでした。
私のようにアイドルや二次元の推しに疑似恋愛している感じの人はいなくて、オタク婚活じゃないじゃんって思ってしまいました。
オタクというよりただの漫画好きなインドア男性っていう印象です。
その中でも一番素敵だなと思った男性が30歳、インドア系でかわいい顔の人でした。
話題が盛り上がるように私の好きな漫画について聞いてくれたり、会話を考えてくれていることが嬉しくて第一希望でマッチング希望を出しました。
でも、マッチングしたのは第二希望の男性で、彼とはマッチング出来ませんでした。
連絡先交換もokにしてたのですが、期限の1週間以内に連絡は来ませんでした。
その人はマッチングした人と店を出た後、一人でいたのを見たので、たぶん誰にもマッチング希望を送ってないんだと思います。
希望者とマッチングしなかったのかもしれませんが、どう考えてもパーティーで一番人気っぽかったので、マッチング希望を誰にも送ってないのかなと感じました。
マッチングできなかったのは残念でしたが、その人のおかげでマッチングしたくない時は希望を出さなくて良いことを学べました。
マッチングはしたものの、気持ちが上がらない
第二希望の男性とはマッチング出来ました。
その人は体育会系っぽい雰囲気で、身長が高く、ジャンプ系の漫画が好きな男性です。
私がその時ハマっていた東京卍リベンジャーズも最終回まで読んでいたので、その話でも盛り上がりました。
さらに、七つの大罪の作者鈴木央さんがジャンプで打ち切りにされたウルトラレッドも読んでおり、その話で大盛りしました。
まさかウルトラレッドを知ってるなんて思わなくて「これはまさか運命?!」なんて思考が突っ走るほどでした。
マッチングした後は、ランチ時間帯だったので近くのレストランに行きました。
ランチは奢ってくれました。
食事中の会話は漫画の話が基本でしたが、今まで付き合った人の話や婚活パーティーは良く来るのか?などと聞かれたことが少し嫌だなと感じました。
帰ってから、住んでいるところが東京の郊外だったことや、ガタイが男らしすぎて怖いと感じたことなどでモヤモヤしてしまいました。
それでライン放置したら追撃ラインされたり、しょっちゅう会いたがられたりして、気持ちが下がっていきました。
ぐいぐい来られるとなんか怖くなってしまうんですよね。
そしてその人にやりとり出来ない旨を伝えました。
マッチングしなかった人とイイ感じに…?!
マッチング希望を送らなかった人でも、良いなと思った人には連絡先を教えることが出来ました。
私は第一希望の人にしか連絡先を教えてなかったのですが、何人かの男性から連絡先が届いていました。
その中で比較的印象が良かった1人の男性とラインでやり取りをしました。
印象が良いというか、大人しそうだったので私が推し活で遊んでても怒らなそうだなと感じた人でした。
ラインでのやり取りはところどころ違和感を覚えつつも、強引さが少ないから私が主導権握られそうでいいなと思いました。
こういう人なら結婚生活と推し活が両立できるかもと思ったんですよね。
それで2回会ったのですが、婚活パーティーでは語ってなかったことを教えてくれました。
柔道をやっているということで、好感度が一気に上がりました。
子供も好きみたいで結婚相手にぴったりなんじゃないかとテンションが上がりました。
夜ご飯もご馳走してくれました。
そのお礼に私もカフェ代をご馳走しました。
カフェで2時間くらい話をして、この人と結婚するのかもと希望を見ました。
服装はちょっとダサかったし、身長も私より低いのですが、ジャニオタの私はむしろそこも高ポイントです。
ジャニーズは衣装がダサい、前の推しもダサいで有名、ジャニーズといえば低身長だからマイナスにならない。
でも、その人とは結局うまくいきませんでした。
2回目に会ったときは初詣に行きました。
私から誘ってみました。
そのせいか、相手は私の様子をずっと伺っていて、何がしたいかも言いません。
屋台が並んでいるのに、どうしよう~って何も決めません。
男らしくなくて大人しいからいいなと思っていたけれど、あまりにも頼りなくて、一気に冷めてしまいました。
その後焼肉に行ったのですが、火が出ても何もしないで私が氷で消火し、しかも割り勘にされました。
店の人には奢ってるように見せているのに、店を出た後に私が「お金払いますよ」って言ったら、この日一番の笑顔で「いいの?」って言われて一気に冷めました。
その人は年収600万って言ってたんですけど、仕事の内容的にそんなにいいお給料もらえてないと思いました。
良いなって思った分、ガッカリ感も大きかったです。
34歳になってもオタクはやはり夢見がち?
結局、最初に行った婚活パーティーでは、誰とも上手くいきませんでした。
でも、その後半年婚活して色々な人に出会ってから改めて振り返ると、「あの人たちを逃すなんて、私…、もったいないことしたかな」なんて思っちゃったんですよね。
私はジャニーズオタクなので、どこかジャニーズっぽい人と恋愛したいという願望が深層心理に眠っていました。
マッチングした相手に対して、「背が高くて男らしすぎて怖い」や、「年収詐欺師してそう、奢ってくれない、男らしくない」などのダメ出しは、無意識にジャニーズのときめきを求めていた気がします。
現実を見れていないな、と。
「女は高望みするから結婚できない」
っていう意見は、年収にこだわる人の事だと思っていました。
年収を気にしていない私には該当しないと思ってました。
でも年収以外のところが高望みだったようです。
推しを身近に感じてしまうほど限界オタクをしたせいで、推しみたいな男が自分の前に現れる夢を見ていた気がします。
婚活をする前は推しみたいな人はいないとわかっているつもりだったけれど、それは顔やスペックのみの理解でした。
推しの顔とは違くても、立ち居振る舞いや会話などで、推しと同じときめきを感じさせてくれるんじゃないかと思ってたんですよね。
推しと同じときめきを求めていることが高望みであり、夢見がちなのだと思いました。
推しにときめきすぎて恋愛観をこじらせているんだな、と。
普通の男性が女性をときめかせる場面ってそうそうないですし、私自身も女アイドルと同じ振る舞いでときめかせられるかと言われれば出来ません…。
逆に年収だけで選んだ方が上手くいくような気さえします。
「自分は年収とかスペックで選ばない!フィーリングやその人の性格で選ぶ」
って思うと、夢見がちなオタクの場合は難しくなってしまうんじゃないかなと思いました。
さすがに年収1000万円とか次男がいいとか条件絞り過ぎると難しいとは思いますが。
婚活をしていると、どんどん現実がわかってきます。
婚活すればするほど、今まで推しが見せてくれていた全てが夢だったことにも嫌ってほど気づけます。
だから私は途中で何度も絶望して、死にたくもなりました。
「私には夢みたいな大恋愛はできないんだ」って絶望してしまうのです。
オタクが婚活をすると、素敵な夢を見てきた分、現実をちゃんと見ることが難しいんだなと感じました。
現実に絶望して人生辞めたくなってしまうほど、私は夢を見過ぎたようです。
でも、オタクでいても虚しい現実に引き戻されることはあるので、ちゃんと現実を見て婚活をもう少し頑張ろうと思います。