執筆者プロフィール
HN:たぴ
高校1年生の頃から顎関節症に悩まされ、数々の病院を転々とした結果、顎変形症と診断される。
2021年1月4日(※当時32歳)に顎変形症手術を受ける。
手術内容:上顎&下顎切・オトガイ形成術と顎関節洗浄手術
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現在歯科矯正中で、顎変形症が見られたため、来年1月に外科手術も予定してます。
私が矯正をしようと歯医者に通い始めたのは28歳終わりごろです。(※現在32歳)
口ゴボが酷いのでキレイなEラインにしたいな、と思ったのと、顎関節症もあったのでそれも治したいと思っていました。
様々な検査をした結果、口ゴボによって顎関節症だけでなく、睡眠時無呼吸症候群や肩こり・頭痛などの歪みからくる諸症状の原因になっていたことがわかりました。
口ゴボは見た目だけでなく、健康にも影響があったのです。
さらに、口ゴボになった原因は扁桃腺肥大が関係していたことも知りました。
原因不明の体の不調を感じていれば、口腔外科で口ゴボが原因になっているか診断を受けることをお勧めします。
年々口ゴボが酷くなり顔の左右バランスも歪む
こちらの画像は私の外科手術前、矯正治療1年の時に撮った写真です。
口ゴボ特有の不機嫌な顔、横向きの時はゴリラのような顔に頭を抱えてしまいます。
若いころの写真を見ると、ここまで口ゴボが目立っていませんでした。
ガミースマイルではあったものの、あんまり気にしていなかったんですよね。
年齢を重ねるにつれて、口ゴボが目立つようになりました。
さらに、左右のバランスも悪くなり、右のほうが引きつっているようになりました。
左右バランスが悪いので感じ悪い印象の見た目になっていったのです。
苦手意識があるせいで、写真を撮るときに笑顔がなく、余計不細工な写真が撮れてしまうのです。
年々口ゴボが酷くなった原因は、歪みのある噛み合わせによるものです。
私は顎関節症で、顎の軟骨がずれてしまい、その歪みを調整するために無意識に前噛みするようになっていました。
その結果、どんどん口が突出して口ゴボが目立っていったのです。
私の場合、歯並びは悪くないのだけれど、顎関節症によって顎が不安定になり嚙み合わせがおかしくなっていたのです。
実は、歯並びが悪くなかったので歯医者さんでは矯正治療をする必要がないと言われたこともありました。
歯並びが良くても口ゴボで悩んでいる方は口腔外科のお医者さんに診てもらうことをお勧めします。
そして、その顎関節症になった要因のひとつに扁桃腺肥大も関わっていたとお医者さんから聞かされました。
歯科矯正で扁桃腺肥大が口ゴボの原因と聞かされた!
口ゴボを治すため歯科矯正をする際、手術歴に20歳の時にやった扁桃腺手術を記載しました。
扁桃腺手術は大した手術ではないと思っていたし、扁桃腺肥大は放っておいてもいいとお医者さんにも言われていたので、この手術歴って書く必要あるかな~と思ってました。
けれど、口腔外科の先生から、「扁桃腺手術してたのか~、扁桃腺肥大って口ゴボの原因になるんだよね」と言われて驚きました。
扁桃腺とは?
扁桃腺は舌の付け根の両側にあります。
こぶのようになっているのですが、口ゴボの人はコリコリと存在感があるかもしれません。
私もたんこぶのような大きさのものがありました。
扁桃腺はリンパ組織でウイルスや細菌から守ってくれるのですが、風邪をひいたりすると病原菌が増殖して腫れてしまいます。
この腫れが酷い場合、顔が大きく見えるほど扁桃腺が肥大し、呼吸がしにくくなります。
風邪が治って腫れが引けばいいのですが、腫れが引かないこともあり、その結果、常に口呼吸じゃないと息がしにくくなったりします。
息がしにくくなったり、扁桃腺の炎症で喉に痛みを感じる場合、扁桃腺炎として手術が受けられます。
ただ、扁桃腺除去手術を受けると風邪を引きやすくなってしまうので、除去手術を受けない方もいます。
手術したら風邪を引きやすくなるよと言われていましたが、あれから12年、私はあまり風邪を引かずに済んでこられました。
扁桃腺肥大で何故口ゴボに?
扁桃腺が肥大すると鼻での呼吸がしにくくなります。
その結果、口呼吸をするようになるのですが、口呼吸をすると正常な筋肉の働きではなくなり、歪みが生じます。
歪みが生じると、それに合わせて嚙み合わせが変わり、下顎が後退したり、上顎が前に出てきたりして、口ゴボになってしまいます。
大きな扁桃腺に押されて下顎が後退することもあり、私の場合はこちらに該当したようです。
下顎が後退すると顎がないように見え、口ゴボの容貌になってしまうのです。
口ゴボで悩んでいる方は、扁桃腺の状態も診断してもらうと良いですよ。
口ゴボによって現れた様々な症状
口ゴボの私は下顎が後退し、口が閉じにくい状態です。
その結果、口を閉じるときに顎に余計な負荷がかかり、顎の関節の軟骨がずれてしまう顎関節症を併発してしまいました。
また、下顎が後退することによる呼吸器の圧迫で、睡眠時無呼吸症候群も見つかりました。
他、口元の歪みから体の歪みに繋がり肩こりや頭痛がしやすい症状や、生理不順など、様々な不調を起こしていました。
「容姿のことをそんなに気にしてはいけない」とは言いますが、口ゴボの場合は違いました。
口ゴボは容姿の問題だけではないのです。
口ゴボによって起きた症状
- 顎関節症
- 睡眠時無呼吸症候群
- 肩こり・首コリ・頭痛など
- 生理不順・PMSなど
口ゴボは顔貌の問題だけでなかった!
以上の通り、口ゴボは願望の問題だけではありません。
なので、美容整形ではなく、一度口腔外科で診てもらうことをお勧めします。
最初、私は美容整形で治してもらおうと思いました。
美容整形の場合は1日で終わるものもあって、手っ取り早いんですよね。
対する口腔外科での矯正治療は、口ゴボの手術まで2年半かかっています。
さらに手術後も術後矯正でワイヤーが外れるまで半年以上かかりますし、5年間様子を見るために1年に1度は検査しなければなりません。
けれど、口腔外科で診察してもらったことによって、様々な諸症状が浮き彫りになりました。
今後歳をとっても嚙み合わせが歪まないような治療を考えてくれるので、安心感が違います。
美容整形ではなく口腔外科のお医者さんに詳しく診断してもらってよかったと思いました。
もしかしたら様々な体の不調の悩みが解消されるかもしれませんよ!
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